膠原病は早期発見と治療が大事

膠原病とは異物から自分を守る働きをする免疫がシステムが正常に動かないで、自分の体を攻撃して臓器や組織を壊してしまう自己免疫疾患です。

結合組織に病変が生じて内臓や関節、皮膚、筋肉、血管などのいたるところに症状があらわれる病気です。疾患ごとに症状は異なり、同じ病名でも人によって異なります。膠原病は完治することはなくて、良くなったり悪くなったりして慢性的な経過をたどり、死に至ることもあります。

膠原病の初期症状は発熱や筋肉痛、リンパの腫れ、しびれ、血行が悪くなって指先が白くなるレイノー症状などがあります。風邪や胃炎などの他の病気と間違われることがあります。

治療が早ければ早いほど、薬も少なくてすみ、副作用もひどくならなくてすみます。病状が続いて疑わしいと思ったら膠原病内科や免疫内科などのある専門の病院に早期に受診して治療を開始する必要があります。

白血球の増減や抗核抗体などを調べる血液検査、X線や超音波などの画像診断検査、炎症を起こしている部分を切り取って行う生体検査で病名が確定されます。

膠原病は攻撃される臓器によって病名が異なります。膠原病に含まれる病気には慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、強皮症、多発性筋炎、皮膚筋炎、シェーグレン症候群、混合性結合組織病、結節性多発動脈炎、リウマチ熱、リウマチ性多発筋痛症などがあげられます。

治療には対症療法として副腎皮質ホルモンのプレドニンが用いられます。これによって炎症をおさえ免疫反応を抑制します。

最初に必要な量を投与し症状が好転したら徐々に減薬していきます。この時、自分の判断で勝手に中断してしまうと症状が悪化していまうことがあります。

プレドニンには感染症、ムーンフェイス、筋力低下、白内障、大腿骨の壊死、骨粗鬆症、高脂血症、高血圧などの副作用があるため、この副作用を抑えるための薬剤の服用が必要になります。

ステロイドが効かなかったり、副作用をさけるため、ステロイドが増量できない場合などには免疫抑制剤が使われることがあります。

いずれも服用していると感染症にかかりやすいので、日傘などで直射日光を避ける、人込みに行くときにはマスクをするなどの注意が必要になります。

膠原病の中には国の特定疾患に指定されている疾患があり、認定申請の手続きをすれば、医療費の公費負担があります。

また国の特定疾患に指定されていなくても、都道府県で独自の公費助成の対象になっている疾患もあります。